自分で居酒屋を選ぶ場面は、社会人になると急に増えます。

友人との飲み、会社の少人数飲み、気になる人とのごはん。相手から「店、任せてもいい?」と言われたとき、意外と困る人は多いと思います。

ただ、居酒屋選びはセンス勝負ではありません。最初から完璧な店を当てにいくより、外しにくい進め方を知っておくほうが大事です。

まず覚えておきたいのは、次の3つです。

  • 人数・場所・時間を確認しよう
  • 口コミを見よう
  • 候補は3つ探そう

この3つだけでも、かなり失敗しにくくなります。

人数・場所・時間を確認しよう

店を探す前に、まず確認するべきなのは人数・場所・時間です。

意外とやりがちなのが、いきなり店を探し始めてしまうことです。雰囲気のよさそうな店を見つけても、集合場所から遠かったり、人数に合う席がなかったり、時間帯が合わなかったりすると、結局使いにくくなります。

最初に聞くことは、これくらいで十分です。

何人くらいになりそうですか?
どのあたりが集まりやすいですか?
何時ごろからがよさそうですか?

場所は、できれば駅を決めておくと探しやすくなります。「新宿」だけだと広すぎるので、「新宿三丁目寄り」「西口寄り」くらいまで決まるとかなり楽です。

人数も大事です。2人ならカウンターや小さめのテーブルでもいいですが、4人以上なら席の広さや予約の取りやすさが重要になります。6人以上なら、個室や広めのテーブル席がある店を先に見たほうが安心です。

時間も先に確認しておきます。金曜の19時なのか、平日の21時なのかで、予約の取りやすさも店の選び方も変わります。早い時間なら食事寄り、遅い時間なら軽く飲める店、というように候補も変わります。

店選びがうまい人は、いきなり名店を探しているわけではありません。まず「何人で、どこで、何時から行くのか」を固めています。

口コミを見よう

次に見るのは、口コミです。

食べログやGoogleマップの点数だけで決める必要はありませんが、口コミはかなり参考になります。特に、悪い口コミには店のクセが出やすいです。

見るべきなのは、点数より中身です。

次のような言葉が何度も出てくる店は、少し注意したほうがいいです。

  • 提供が遅い
  • 店員さんが少ない
  • 席が狭い
  • かなり騒がしい
  • 煙い
  • 写真と違う
  • 会計がわかりにくい

もちろん、口コミには相性もあります。1件だけの悪い口コミで判断する必要はありません。ただ、同じ不満が何件も出ているなら、それはかなり参考になります。

逆に、点数がものすごく高くなくても、口コミに「使いやすい」「店員さんの感じがいい」「駅から近い」「料理が安定している」といった言葉が多い店は、初めての居酒屋選びではかなり有力です。

居酒屋選びで狙うべきなのは、最高の一軒ではありません。まずは、相手が困らない一軒です。

候補は3つ探そう

人数・場所・時間を確認して、口コミで大きな不安を見たら、候補を3つ探します。

店を1つだけ出すより、候補を3つ探すほうが親切です。1つだけだと、相手が微妙だと思ったときに断りにくくなります。逆に候補が多すぎると、今度は選ぶのが面倒になります。なので、最初は3つくらいがちょうどいいです。

提案するときは、店名だけを送るより、簡単な理由を添えると選びやすくなります。

たとえば、こんな感じです。

A店: 駅から近くて、料理の種類が多めです。
B店: 少し落ち着いた雰囲気で、話しやすそうです。
C店: 予算は少し上がりますが、席が広そうです。

このくらいで十分です。

ポイントは、自分のおすすめを押しつけることではありません。相手が選びやすいように、違いを見せることです。

友人同士なら「このへんどう?」でいいですし、仕事関係やデート寄りなら「この3つなら使いやすそうです」と少し丁寧に出すと印象がよくなります。

店選びで大事なのは、自分が正解を出すことより、相手と一緒に決めやすい状態を作ることです。

まとめ

はじめて居酒屋を選ぶなら、まずはこの3つだけ意識すれば大丈夫です。

  • 人数・場所・時間を確認する
  • 口コミを見る
  • 候補を3つ探す

おしゃれな店を当てることより、相手が選びやすく、当日困らない状態を作ることのほうが大事です。

最初から完璧な店を選ぶ必要はありません。人数・場所・時間を確認して、口コミで不安をつぶして、候補を3つ探す。まずはそれだけで、かなりちゃんとした店選びになります。