回らない寿司屋は、少し緊張する場所です。
カウンターに座って、職人さんが目の前にいる。値段がよくわからない。何から頼めばいいのかもわからない。知ったふりをしたら変に見えそうだし、何も知らないまま行くのも怖い。
でも、回らない寿司屋で大事なのは、魚の名前をたくさん知っていることではありません。
まずは予算がわかる店を選ぶこと。食事の流れをざっくり知っておくこと。おいしいと思ったら、素直に「おいしい」と言うこと。このあたりを押さえるだけで、かなり落ち着いて楽しめます。
覚えておきたいのは、次の3つです。
- 予算がわかるお店にする
- 基本の流れは、お刺身から焼き物、にぎり
- おいしいと思ったら「おいしい」と言う
この3つだけでも、初めての寿司屋はかなり行きやすくなります。
予算がわかるお店にする
初めて回らない寿司屋に行くなら、まず大事なのは店選びです。
いきなり値段がほとんど書いていない高級店に行く必要はありません。最初は、実際に行った人がどのくらい払っているかが見える店を選ぶほうが安心です。
見るなら、食べログやGoogleマップなどの口コミが使いやすいです。
店のページに出ている予算だけでなく、口コミの中で実際の会計に近い情報を見ます。
- 「夜に2人で行って、1人1万円くらいだった」
- 「お酒を飲んで1人1.5万円くらい」
- 「ランチで5,000円くらい」
- 「おまかせで2万円弱」
こういう情報があると、自分が行ったときの会計もだいたい想像しやすくなります。
特に見るべきなのは、夜の口コミです。
寿司屋は、昼と夜でかなり予算が変わることがあります。ランチの握りセットが安くても、夜にお刺身、焼き物、にぎり、お酒まで頼むと会計はまったく別になります。
だから、「ランチがあるから入りやすい」と考えるより、「自分が行きたい時間帯に、実際いくらくらい払っている人が多いか」を見たほうが現実的です。
口コミを見るときは、点数よりも会計の具体性を見ます。
「高かった」「コスパがいい」だけでは、人によって感覚が違います。できれば、金額が書いてある口コミを探します。お酒を飲んだか、追加で頼んだか、コースだけだったかも一緒に見られるとかなり参考になります。
最初は、実際の会計が自分の想定から大きく外れなさそうな店を選ぶ。それだけで、寿司屋の緊張はかなり減ります。
回らない寿司屋で怖いのは、寿司そのものより「いくらになるかわからない」ことです。最初は、食べログなどで実際の会計を見て、予算が読める店を選ぶ。それだけでかなり行きやすくなります。
基本の流れは、お刺身から焼き物、にぎり
回らない寿司屋では、最初からにぎりだけを頼まなくても大丈夫です。
夜にゆっくり食べる場合は、お刺身から始めて、焼き物や一品を挟んで、最後ににぎりへ進むと考えると楽です。
ざっくり言うと、こんな順番です。
- お刺身
- 焼き物や一品料理
- にぎり
この流れを知っていると、最初からネタを細かく選ばなくて済みます。もちろん、軽く食べるだけなら最初からにぎりでも問題ありません。
迷ったら、こう聞けば自然です。
おさしみ適当にお願いします。
おつまみ何がありますか?
おつまみのおすすめありますか?
にぎりお願いします。5つくらいおまかせで。
このくらいで十分です。
最初に「おさしみ適当にお願いします」と言えば、その日の魚からよさそうなものを出してくれます。「適当に」は少し雑に聞こえるかもしれませんが、寿司屋では「おすすめでお願いします」に近い使い方です。気になるなら、「おさしみをおすすめで少しお願いします」でも大丈夫です。
お刺身のあとにもう少し食べたいときは、「おつまみ何がありますか?」「おつまみのおすすめありますか?」と聞けば自然です。焼き物、煮物、茶碗蒸し、貝の一品など、その店で出せるものを教えてもらえます。
最後ににぎりへ行きたくなったら、「にぎりお願いします。5つくらいおまかせで」と言えば十分です。何を5つ選ぶかまで自分で考えなくて大丈夫です。
寿司屋は、最初から全部を決める場所ではありません。店のおすすめに乗りながら、少しずつ進めば大丈夫です。
おいしいと思ったら「おいしい」と言う
回らない寿司屋では、店の人とのやり取りも楽しさのひとつです。
難しい感想を言う必要はありません。食べておいしいと思ったら、普通に「おいしいです」と言えば大丈夫です。店の人もうれしいですし、こちらの好みも伝わります。
たとえば、こんな言い方で十分です。
おいしいです。
これ好きです。
さっきの白身、おいしかったです。
こういうの好きです。
このくらいの一言で、店の人も好みをつかみやすくなります。
そのあとにおすすめを聞くなら、こんな感じで十分です。
さっきみたいな感じで、次もおすすめありますか?
こういうのが好きなら、次は何がいいですか?
あと少し食べたいんですが、おすすめありますか?
詳しい言葉を使わなくても大丈夫です。最初は「おいしい」「好き」で十分です。
まとめ
回らない寿司屋を楽しむために、魚の名前を全部覚える必要はありません。
まずはこの3つを押さえれば大丈夫です。
- 予算がわかるお店にする
- 基本の流れは、お刺身から焼き物、にぎり
- おいしいと思ったら「おいしい」と言う
寿司屋は、知識を試される場所ではありません。おいしいものを食べて、店とのやり取りを落ち着いて進める場所です。
最初は、食べログなどで実際の会計を見て、予算が読める店を選ぶ。夜に行くなら、お刺身から始めて、焼き物や一品を挟んで、最後ににぎりへ進む。おいしいと思ったら、素直に「おいしい」と言う。
このくらいで、回らない寿司屋はかなり楽しみやすくなります。